宇宙のりんご星

陽射しのような 5秒の片思い

松村北斗くんのファンが映画ライアー×ライアーを見た感想【超ネタバレあります】

 

 

夢に見た北斗くんの主演作品


ライアー×ライアー

 

えっ主演ってマジのマジ?
ブコメ
クール系モテ男?
ヒロインの子とラブラブキラキラキュンキュンするやつ?
若手俳優の登竜門と言われる俗に言うスイーツ映画的な?

 

とりあえずラブコメに驚愕したけどなんていったって北斗くんのW主演映画が嬉しくて誇らしくて公開日を心待ちにしてた。

 

 

 

そして2021年2月19日、

ついにやっとこの日が来た。

 

 

 

私は原作を読まずに映画初日を迎えました。

 

 

 


原作(未読)の状態で見た感想

 


まず設定
義理の姉湊がJKの姿で透と出会い別人のフリをしたらそれを信じちゃって付き合うことになるというあり得ない嘘だろ…っていうマンガの世界だからこそ成り立つのかもしれないというストーリー。

 

これが私が唯一把握してたこの原作の設定。

 


なので
前半の湊(みな)が透の前で嘘を突き通したり透にグイグイ来られてみなが困惑したり次第に惹かれていく姿を森七菜ちゃんが表情豊かに演じてたり、

湊とミナの前で全然違う姿を北斗くんが凄い振り幅で演じてるのがテンポよく続くから

 


マジのマジのラブコメじゃん〜!!!フゥー!!

 

みたいな気持ちでニヤニヤ見てたわけですよ。

 


そうしたら中盤、
ミナが透に別れを切り出すシーン

 

 

透「俺、みなと別れたくない…みなが好きだ」

 

 

みな「ごめん透、本当ごめんね」

 

 


突然のシリアスシーン

 

 

なんだこの2人が作り出す繊細な空気感…

 

 


戦地に向かう夫と妻の最後の抱擁?


病気で余命わずかの彼女との別れ?

 

 

そんな壮大な背景が浮かんでくるようなシーン

 

とりあえず別れる事情がどうしようもなくてこうするしかなかったって事がひしひしと伝わってきて切なくて尊いんですがどうしましょう

 

 

一旦休憩
ひと言感想箇条書き

 

 


・おやおやおや…みなが居なくなってからの透の衰退具合が妙にエロいのは北斗くんのせいですね

 

・湊がアパートの玄関ドンドンして出てきた透(白ロンT)のけだるくて虚ろな顔が優勝過ぎた

 

・中学生で何かを失った透はもはや人生の終わりを悟ってた良い表情してたでもエロすぎるのは北斗くんのせいですね
夏の蒸し暑そうな空間で蝉の音が聞こえるの気持ち悪くて好き


・すき焼きシーン牽制してくる烏丸に肩ボンして「ちょっと」って言って廊下に連れ出す透めちゃ男〜〜〜〜!!!!!
男の戦いだった。男感じた。


・別れたくないって泣く透も良かったけど別れを告げる透ももっすごい切ない。こっちの北斗くん、ごく普通にしっくりきた。

 

 

 

そんでラストスパート

 


湊と烏丸の旅行シーンと高槻家での透のシーンが交互に入れ替わる。


終盤でやっと明かされる透側の視点、透が回収していく数々の伏線…


これまでの色んなピースがはまっていく感じ
マジで鳥肌だった…

 

 

湊の前では見せない可愛らしくてピュアな透視点の回想シーンはどれもクスッと笑えて

アーーーーーーイヤーーーー透ってばなんて可愛いんだ!!保護!保護して!!!!

 


悶え苦しむしかなかった

 


そんなシーンをひとしきり終え、

 

 

透 完全把握

 


2階への階段を登る姿は何か踏み入れてはいけない領域に近づいていくようだった。

 

隣の部屋から聞こえる携帯の着信音を聞く透はなんとも言えない複雑な顔をしてて、
そういう難しいこんがらがった表情ほんと上手いなって思った。

 

 


品川駅のシーン


上から見下ろす透の顔が良かった、、、
今までの透→湊へする顔とまた違ったんだよな
手に持ってる携帯のお陰でさらにドキドキメーター上がった。

 


もう後半は切ないシーンの連続であれ?前半のポップな空気どこ行った?みたいな感じ。

 


最後に2人が手を繋いで歩いていく後ろ姿はとてもラブコメ映画の終わりとは思えないくらい繊細でノスタルジックだった。

 

あんなポップな広告にポップなナレーション付きの予告流しといてこんな空気感で終わらせるの良い意味で裏切られてカァーー!!!!!ってなった。

 

 

プロデューサーさんが北斗くんに合いそうな原作マンガを探してこのライアー×ライアーというマンガに辿り着いたという。

なんというかキラキラ王道ではない純朴で切ない作品にしたかったんじゃないか。
そこにW主演として松村北斗くん、森七菜さんを起用した意味があるんじゃないかなって思った。

 

 

そんな終わりにSixTONESの「僕が僕じゃないみたいだ」が流れてしかも北斗くんのソロパート始まり…
泣かないわけがないね。

 


感無量になってたらエンドロールがすんごいラブコメだった(白目)

 


頭の中お花畑になって3回くらい脳天ぶっ叩かれて死んだ…って感じになってしばらく椅子から立てなかった。

 

 


初回鑑賞終了。

(初回鑑賞と言っても既にこれを書くまでに何回か見てるからその感想も含まれてるでしょうが…それは許してね)

 

 


相変わらずまとまりなくてごめんね。

ここまで読んでくれてありがとうございます!!!

 

 

まだ読める方は引き続きどうぞ…

 

 

 


こうなるとやはり原作が気になってくる。

原作の透はどんな感じなんだ?と。

 


早速原作読ませていただきました。

 

 


ここからは原作のネタバレも盛大にしてるのでまだ読んでなくて知りたくない方はここで閉じてね。

 

もし読んでない方はネタバレOK派なら読んでもらえると絶対に原作読みたくなると思うので必見!!!

 

 


原作を読んだ上で改めて思ったこと


・透の無愛想なところめっちゃ再現度高い

マンガならではのシュールな真顔と言動を上手いこと演じてるなぁと。
湊への興味なさそうな顔、ぶっきらぼうな返事全てを上手く再現してた。
北斗くんを重ねて読んだってこともあるけど、北斗くん自身もこういう所研究して演じてそうだと思った。

 


映画のシーンでツボだった透
ナンパされて「ムリ、今待ち合わせ中」×2(無関心)
カラオケでの高速拍手
アパートの玄関先でみなにキス断られて「そっか、じゃあ中入って」
大学の食堂で律儀に離れる
合コンで「俺、帰る」
玄関で打ちひしがれて秒でごまかす所

 


・透と湊が手を繋ぐこと

映画の最後に手を繋いだけど、この2人にとってものすごい意味のある大切なことなんだと再確認。
2人が最初に出会った時、湊から差し伸べられた手を透が繋いだ。そこから何年も経ってやっと恋人になって今度は透から湊に手を差し伸べるという。
原作では、付き合うことになったけど中々触れてこない透に痺れを切らした湊がなんでもして良いよ的なことを言って
透が「じゃあ手繋ぎたい」ってお願いして手を繋ぐシーンがすごく印象的でそれが小さい頃の思い出にリンクするみたいな感じで。
映画の最後のシーンがこれで終わったのはそれほど大事な行為だったんだってすごく納得した。

 

 

・このとんでもない設定について

湊がJKのフリをしてみなとして透と付き合うという設定。
どう見ても同じ顔だし普通はバレるよね?普通は。
実は透も湊とみなが同一人物だって気付いてて気付かないフリをして付き合ってたりするのかなって思いながら読んでたんだけど結局、ガチで信じて疑わなかった透。
何故そこまで信じてたかというと透は湊とどうこうなるなんてもうとっくに諦めて姉の湊の幸せをひたすらに祈ってて。
そんな時に湊と同じ顔のみなが現れて家族じゃない湊という夢のような存在にすがりたくてそれが姉の湊だとは全く疑わなかった。
そんな事あるわけないのにそれがあり得るって思えちゃうくらい家族のために自分の感情を押し殺して家族の幸せを祈って生きてきた透の優しくて純粋な所を際立たせるための設定だったのかなって。個人的にはそう解釈した。

 


・原作の見たいエピソード、シーン

大学のベンチで規定を守りつつスパイのように湊に話しかける透
日本史研究同好会に入って友だちが増える透
玲様と絡む透
湊からグイグイ来られてフリーズする透
湊が自分の事を好きだということが信じられなくてしばらく疑って警戒してる透
動揺したり狼狽すると部屋の梁に頭をぶつけてしまう透
ルームシェア後幸せ過ぎて死ぬって毎朝思う透
高校時代湊の親友に嵌められて更に湊に嫌われた透

 

 


神エピソードばっかりだった。

 


映画サイズに入らなかったことは重々承知の上、北斗くんで妄想した。


まだ読んでない方は読みたくなったことでしょう!!!!
素敵なマンガでした。

 

 

 

・そのほかの登場人物たち

烏丸くん
もう小関さん!!!小関くん!こせっきー!
すっごい良かった。前半ちょっと湊×烏丸推してしまってる自分がいた。
穏やかで良い人だけど良い感じに賢くて策士な部分がよく出てて何回か見てるうちにその笑顔に隠された本心とか色々読み取ろうとしてしまうくらい。

 


真樹ちゃん
原作では男言葉使ってたけど、堀田さんが演じる真樹は使わない。サバサバしてるギャルだけど上品なお姉さん。
もうめーちゃ綺麗ってひたすら思ってた。
湊との掛け合いすごく楽しくて2人の演技のバランスがちょうど良いっていうか。見ててとてもわくわくした。

 


桂くん
北斗くんの言う通り七五三掛くんがそのまま喋ってるんかって思うくらいナチュラルしめちゃんがそこに居た。
しかし原作読んで桂くんが出てきた時あれ?!しめちゃんめっちゃ桂くんだったわ!って思った。
姉(あね)さん呼びも原作通りなんだけどしめちゃんの姉さん呼びすごい良かった。

 

 


この映画登場人物少なめかなって思ったけど一人一人の存在がストーリーに必要不可欠な人たちで、それを演じるキャストの方々の演技力の高さもこの作品の魅力だなと。

 

 

 

 

結局何が言いたいかわからなくなってきたのでそろそろ終わります。

 

 


とにかく北斗くん初主演作「ライアー×ライアー」は本当に素晴らしい映画だった。

 

 


これからも北斗くんの演じる姿見ていけるのが楽しみで楽しみでしょうがないなと改めて思ったなぁ。